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2008年12月 6日 (土)

「臨時急行列車」最後の仕上げと調整

 1980年前後の臨時急行列車を作るという企画、いよいよ全車両が出揃って、お客様と一緒に最後の調整を行っています。客車の臨時急行は各区所からかき集めた車両で編成されていたものですが、そんな列車など、完成品で出るはずもなく、それではどうするか?というところからこの企画は始まりました。量販店などでは、きっかけさえもつかめないようなパーツや技法を寄せ集めたものになりました。車種もそうですが、製品的にも車内照明や尾灯などまったく考慮されていないものをフル点灯にしよう、など模型を楽しむさまざまなエッセンスが散りばめられています。それだけに一筋縄ではいかない部分も多かったのですが、それもまた模型の醍醐味と言うことが出来るでしょう。

Alps

 さて、全車揃ったところで、細部の調整を行って、再びフル編成にしてみると、どうも室内灯が安定しないものが2両、車体が傾いているものが1両出てきました。何しろ、すべてが手作業なわけですから、一発で完璧になるわけありません。車体が傾いていたのは、調整で台車を抜いて再度取り付けたときに車体側の枕バリが床にきちんとはまっておらず、浮いた状態で締め付けてあったのが原因でしたので、台車のネジを締めなおしました。

 点灯具合不良は、台車部分の接触不良が原因だったようです。

Daisha

 センターピンにはコイルバネが入っていますが、室内灯関係、このバネが大きな役割を持っているのです。日光モデルの台車は黒メッキ仕上げですから、どうも不自然だと言うことで、塗装することも多いと思いますが、その時にボルスタのバネが接触する部分に塗料が吹き込むと点灯が不安定になるのです。一度チェックをしたのですが、不十分だったようですので、再度接触部分を磨いて、5-56を注しておきました。

Shoumei

 さっそく東北線の列車に連結して試運転です。前から2両目と3両目が当該車両ですが、こんどは安定した点灯です。車両の傾きもなくなって、問題はばっちり解決です。

 模型と言うのは、心に残るシーンを再現する、というのも大きなテーマの一つですが、それを実現するのには、既製品をそのまま使うだけではまず不可能です。多数発売されている部品を駆使して、いろいろ工夫するのが大事なのです。

Bitou2

 たとえば、列車の最後尾を締めくくる荷物車、この写真を見て、「あれっ?尾灯の点灯するマニ36って出ていたっけ?」と考えるのではなく、「どうやって点灯させているのだろう?」という発想に切り替えるだけで、模型の世界は急に深くなるものです。走る模型と言う観点で行けば、客車列車の最後部にはやっぱり赤いテールランプが光ってなければ、と思いませんか?

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