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2008年9月13日 (土)

臨時急行「アルプス」?「たてしな」?全貌を現す

 1980年頃の旧型客車を使った臨時急行をどうやったらあのにおいを感じるようなものに出来るか、と言うテーマでお客様と一緒に製作を進めていたこの列車、当初の予定通り、ついに8両が出揃いました。まだ調整中ですので一部部品を取り外していたりするものもありますが、こんな感じになりました。

64

 中央線の列車をイメージしていますから、機関車はEF64、周辺各地から集めたブルーの車両で編成しますが、臨時急行ですから優等車の連結はなく、すべて普通車のモノクラス編成です。1980年代初頭と言う設定ですから、更新改造されたものや車齢の比較的若いものを多めにしてみました。形式はこの時代の臨時急行に実際に使われていたものをチョイスしてあります。

Ohafu45

 これはオハフ45.。スハ43系の最終バージョンとして軽量化を図って登場したグループで、車体更新を施工されたものとしてあります。

Oha46

 これはオハ46の新製車グループの車体更新を施されたもの。

Suha40

 これはスハ40。オハ35系グループの最終バージョンであるスハ42を軽量化改造したオハ36に電気暖房を取り付けて再び重くなって「ス」になった形式。ナハ11と同じドアに軽量化改造の痕跡が見られます。

Suha43

 こちらはオーソドックスなスハ43。やはり両数が多かったですから、はずすわけには行きません。

Suha43daruma

 2両あるうちの1両は東日本に多かったダルマ窓のドアにして変化をつけました。

Naha11

 これはナハ11。軽量客車はその構造故に腐食が早く、スハ43などよりも先に廃車が進んでいました。この時代になると思い出したように時折1両編成に混じっている程度になっていました。スイスの客車に似た大きな窓が編成にアクセントをつけてくれます。

Suhafu42

 こちらはスハフ42.整備中のため床下を外しています。形態的には側扉は原型ですが車掌室側の貫通扉はHゴムというこの時代に良く見かけたタイプとしました。

 3年という期間をかけて製作してきましたので、途中で発売された新規部品を積極的に取り入れたりしたので統一感あまりありませんが、ブルーの客車のモノクラス編成であっても様々な形式や形態バリエーションが混在していました。ブルーのスハ43とスハフ42を所定両数買ってきて連結すればおしまいと言うものではないのです。

 今日は最後のスハフ42の照明取り付けが出来ましたので点灯テストを兼ねて初めて全車両で編成を組んでみました。

Zentai2

Zentai3

Resshazenkei

 列車の屋根がまだら模様になっているのは客車列車ならではです。

642

 EF64がブロア音を響かせながら重い響きを立てて走ってくるシーンを髣髴させます。

 いつしかもう30年も前のことになってしまった旧型客車の臨時急行での旅を思い起こしながら楽しんでいただけるかと思います。

 この後は細かい部分の手直しや編成としてみたときの難点を調整して完成します。

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