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2008年4月11日 (金)

その後のオハフ45

 旧型客車を使用した急行列車は夜行列車や臨時列車を中心に、1980年代前半まで残っていました。急行料金を徴収するのですから、車両は内装が近代化されたブルーのものが中心でした。比較的車齢の若いスハ43とその一族が中心で、老朽化の進行が早かったナハ10系は一足先に急行列車の運用からは撤退していました。

 最晩年は43系中心と言うことでしたが、後天的な改造が施されたものも多く、編成中にさまざまな形状のものが連結されていました。そんな時代の臨時急行を再現すると言うテーマで進んでいるオハフ45ですが、現在はこんな感じです。

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 前回と比べるとドアステップ、妻面の手すりなどが取り付けられて少しずつ形になってきています。このキットでは妻板の手すりの穴は開けられていませんので、ピンバイスを使って所定の位置にΦ0.5の穴を開けてΦ0.4の真鍮線で作った手すりを差し込んで裏からハンダ付けします。屋上点検用のこの手すりも1つ前の35系では戦後型も含めてハシゴ状のものでしたから、43系以降の客車の特徴として、省略するわけには行かない部分でしょう。一方で鋼板屋根ということで妻面に屋根布押さえがなく、何だか昔のカワイモデルの製品のようですが、このグループではこれが正解ということになります。

 模型の仕様としては前回のスハ33に準じますが、緩急車ですので、テールライトが両エンドとも点灯するようにすることと、機関車次位や中間に入った場合に備えてこれを消灯できるようにします。エンドビーム周りはスハ33と形状がかなり異なりますから、部品の構成がかなり違ってきます。白色LEDの照明ですが、車内がベージュ色になるので、スハ33とはかなり異なった趣になると思います。

 前にも簡単に触れましたが、このオハフ45・オハ46と言う形式は、43系列の中でもちょっと毛色の変わったものです。純粋にオハ46として製造されたのは60両、オハフ45は25両でした。スハ43系は1951年から量産された急行用客車で、資材も良くなり、新しい設計も取り入れられるようになった時代のものでしたが、重いという欠点がありました。1955年に車体や台車をマイナーチェンジして軽量化したのがこの2車種なのです。後にスハ43の自重の軽い個体からオハ46に編入されたもの、編入されたオハ46を緩急車改造したオハフ45などいくつかのバリエーションがありました。編入に際しては特に改造を行ったわけではなく、形式のみの変更と言うことでしたから、スハ42→オハ36あたりとは少々様子が異なります。輸送量が急増していた時代だけに、国鉄が客車の重量に相当気を遣っていたことがうかがえます。ちなみに元の重量の関係から、スハフ42→オハフ45となったものはありませんでした。

 さて、モデルの方はオハフ45の新造車グループですが、車齢が若いということで、近代化改造が施されたタイプです。

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 客席の窓がアルミサッシに、トイレの窓も近代的な形に改造されたものです。(アルミサッシはホンモノのアルミ部品を塗装後に接着します)晩年の旧型客車列車では、この手の改造を施された車両が混じっているのを良く見かけました。設計図面通りの原型の車両ばかりで列車を編成しても嘘っぽくなってしまいます。

 同じ1955年には軽量客車ナハ10が登場し、このオハ46・オハフ45は中途半端な感じで終わってしまいました。大して人気のある車種でもないので、完成品ではまず出て来そうに無いですが、青ばかりの急行編成もこんな風にキットをいじることで、編成をリアルにすることが出来るのです。

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