2013年2月22日 (金)

全体の加工

 続いて全体の加工です。加工と言っても色彩関係だけで、車体本体に手は加えていません。手軽に楽しめるプラ製品ですから、手軽な加工でより実感的に、というのがこの記事の趣旨です。

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 この製品で一番実感をスポイルさせているのは、成形色のままの床下と台車です。同じ黒でも成形色と塗装では全く違います。台車と床板に黒を吹きます。台車はNゲージと同様の軟質系で塗料が乗りにくそうだったので、予めアサヒペンのメタルプライマーを吹いておきます。

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 塗装した床板に台車と座席パーツを取り付けます。足回りはまだウェザリングしていませんが、全体に艶消しコートを吹いて落ち着かせています。

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 続いて上回りです。いくら何でもこれはないよな、という感じの幌、全体にグレーを吹いてから、ドア付の方はドアを筆塗で塗り分けます。窓ガラスを入れると良さそうですが、窓の開口部きっかりに塩ビを切り抜くのも難しそうですし、少し考えます。

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 同じく成形色で、屋上で異彩を放っている?クーラーとベンチレーター、ねずみ色1号を吹きつけます。製品ではベージュっぽいグレーになっていて、屋根本体とクーラーの色分けをしたつもりなのでしょうけれど、この客車は鋼板屋根で、屋根本体とクーラーは同じ色で塗装されていました。電車のように屋根に絶縁塗料が塗ってあったり、屋根布が張られているわけではありません。実物をきちんと研究しないと、こういうものが出来ます。色分けはまさに「藪蛇」でした。実際には屋根とクーラーでは、汚れ方の差なのか、若干の違いはありましたから、カトーの屋根のグレーとGMのグレーの差くらいならば自然に見えると思います。なので、今回は屋根全体の塗り替えはしませんでした。

 全体にねずみ色1号を吹いてから、クーラー関係も艶消しコートを吹いて落ち着かせます。

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 塗装が出来たパーツを元通り組み付けます。写真では分かりにくいかもしれませんが、製品と比べてだいぶ落ち着いた感じになりました。あとはナンバーなどを入れれば取りあえず完成です。下の製品状態の写真と比べてみて下さい。現物は店頭に展示してあります。

Seihin1

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 コスト優先のために犠牲になっている部分が多いと感じますが、やはり国産品なので、各パーツがしっかりしていることと、基本的なプロポーションがきちんと出来ているので、いじってみる価値はあると思います。

 基本的にプラモデル入門レベルの作業ですが、それでブラスの機関車と連結しても違和感がなくなるわけです。まだ加工をやったことがないという方も是非チャレンジしていただきたいと思います。のんびりやって、1両あたり日曜日半日コースという感じです。

 緩急車の加工はまた日を改めてやってみたいですね。

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早速いじります

 今回入荷した12系、真鍮製の機関車に牽引させることも多いかと思いますが、その時にいかに違和感が出ないようにするか?というテーマでいじってみます。やや古い製品ですが、やはり国産のカトーですから、品質的には特に問題もありませんし、基本的なプロポーションも良く出来ていると思います。従って、手を入れるのは、主に色彩的な部分になります。

 やはりリーズナブルな価格設定を目指すということで、コストのこともあって、整形色のままの部分が多く、これが全体を安っぽく見せてしまっている原因のように思います。なので、まずは整形色の部分を塗装して見ることにします。

Yukakaitai

 まずは車体を外してから、床を解体します。Nゲージがそのまま大きくなったような構造ですから、分解方法もほぼNゲージと同じです。床板はアイボリーではヘンですから、ねずみ色1号で塗装し、トイレの仕切りも薄茶色で塗装しておきます。

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 座席部分も仕切り板を外します。この座席が明るいブルーで、実際の色とは似ても似つかず、窓からも目立つので、全体の印象を悪くするのに貢献しています。

Isu2

 まずは、国鉄の普通車のモケットの色に近いGM22の「小田急ブルー」を全体に吹きます。

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 次にボックスの床部分と肘掛をGM9のねずみ色1号で筆塗します。ひじ掛けは内側まで塗っておかないと組み立てた時に不自然になります。仕切り板は、客室側はアイボリーなので、ドアだけアルミのイメージで銀に塗ります。デッキ側は薄茶色なのでアイボリー部分に筆塗をしておきます。

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 次に背刷りにある取っ手に銀を入れますが、これも肘掛同様、両面を塗るようにします。

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 こんな感じです。カトーの16番としては、割と初期の製品ですから、座席の形状も比較的アバウトな感じなので、例えば背もたれの断面部分をグレーに塗ったりすると厚みが強調されて不自然に見えてしまいます。藪蛇にならないよう、適宜にアレンジします。

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 塗装した各部品を元通り組み立てます。製品状態とはがらっと変わって、12系の車内らしい感じになりました。白色LEDの室内灯を入れる場合には、ぜひやっていただきたい作業です。















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