2009年4月18日 (土)

オユ10 改修工事

 退院まもなく手をつけたオユ10の改修を行いました。何しろリハビリ病院から脱出して程なく製作をしたものだけに手直しはあって当たり前です。

 今日は列車のしんがりを勤めるオユ10の手直しを行いました。その後に発見した新しいテールレンズに交換するのがメインです。マニ36の記事でもご紹介しているようにレンズ付きテールケースに入っているレンズは形状が異なっていて、導光の具合がなかなか良い感じです。スイッチの交換ついでに一緒に作業しました。

Tentou1_2

 基本的な構造はそのままですが、以前に比べてかなり明るくなりました。レンズの形状を比較して見ると、従来のフジ系指定パーツはこんな形です。オユもこれを使っていました。

Kyurenzu

 ライトケースにただつっと刺すだけです。

Shinrenzu

 こちらはマニ36以降採用しているもので、先端部がキノコの笠のようになっています。これだけでずいぶん違います。

 列車のしんがりを勤める郵便車、妻面には窓が全くありませんから、尾灯の点灯具合と言うのは大事な要素です。

Ressha1_2

 経年の割に、早々にボロボロになった軽量客車のイメージも加味したウエザリングを施しました。でもやっぱり、列車の一端に「ユ」や「ニ」が連結されていたのが長距離列車のステイタスですね。例え鈍行であったとしても。

Ressha2

 決して華やかさはなかったけれど、北への夢を乗せて走った鈍行列車は、既製品で発売されることなどありません。でも、手を動かすことで、そんな列車が手元に蘇ってくるのです。 少しずつあのイメージに近付いて行きます。

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2008年9月13日 (土)

その後の郵便車

例のオユ10、だいぶ走りこませたので、点灯状態も安定してきました。

Oyu1

Oyu2

 大きな〒マークとともに列車最後部を引き締めています。そう、これはいつしかもう20年も前になってしまったあの時代の東北線の普通列車そのものではないですか・・・。

 模型の楽しみ方は新製品をカレンダーと睨めっこしながら追いかけるだけではありません。たまには郵便車1両に1ヶ月以上の時間をかけてまったりと製作するのも良いものです。趣味の時間なのですから、時間の流れが止まったような使い方で良いのです。

 作業を進めていくうちに、あの当時の様々な情景が脳裏をよぎっていくと思います。そんな一見無駄と思われる作業が人の心をリフレッシュしてくれるものです。今はどうも軽視されているような、そんな楽しみ方を大事にしたいと思います。

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2008年8月30日 (土)

レイアウトに帰ってきました

 電気暖房のジャンパケーブルの追加、「〒」マークの変更などの手直しをしたオユ10がレイアウトに戻ってきました。

Oyu10

 些細な手直しですが、こうして列車に連結してみるとずいぶん印象が違って見えるものです。殆ど自己満足の世界ですが、本来模型というのは自己満足を求めるものだったと思います。今はメーカー完成品万能みたいな風潮がありますが、決してそうではない、という提案に使って行きたいと思います。

 しかし、昨日もまた夜になったら雷雨。もういい加減にしてくれ!と言いたくなります。塗装がらみの作業で抱えているのがいくつかありますので。

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2008年8月28日 (木)

後姿追加工

 あまり目立ちませんが、電気暖房の栓受けに真鍮線でジャンパケーブルを作ってつけてみました。

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 見る角度によってはちらりと、という感じですが、一番後ろに来ることも多い車輌ですので、見かけ以上の効果がありそうです。

 急行列車の方は、またしても雨に阻まれて塗装まで行けませんでした。今年は異常に雷が多いですが、こうも多いと作業の意欲まで湿ってきてしまいます。こちらは、この先の作業はまた来週です。

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2008年8月26日 (火)

手直し

 一応全体の形が出来て、試運転まで進んだオユ10ですが、何かちょっと違う感じです。いろいろな資料写真を見ながら検討してみると、側面窓の「〒」マークが小さいようでした。実際には窓ガラスいっぱいに描かれていて、縁を残さず断ち切りと言う感じになっています。エコーの窓ガラスには2種類入っていますが、大きい方を使わなければならなかったわけです。

Mark

 さっそく張り替えてみました。

Mado3

 そういえば「〒」マークのガラスのところにも保護棒があって、明かりがつくとすりガラスの向こうにぼんやり浮かび上がっていたことを思い出しました。 ついでなのでこの部分にも保護棒を追加しておきます。点灯してみると、見事にあのイメージになりました。昔の客車の鈍行は、主な駅では20分、30分の長時間停車はざらで、弁当や飲み物を買ったりするだけでは持て余してしまうので、ホームに下りて機関車を眺めたり、郵便車や荷物車の中を覗いてみたりして時間を潰していました。特に写真なども撮ってはいないのですが、こうしていじっていると結構いろいろなことを思い出すものです。

Oyu10zentai

Oyu10zentai2

 全体を見たときの印象もずいぶん変わりました。さあ、こうなるとやはり車内に郵便局員のフィギアや郵袋といった小物を載せたくなりますが、そんなものはどこからも出ていませんね。区分棚のパーツは走行中でもちらりと見えて意外に効果的でした。

Kubun

 プラのはめ込み窓ではどうしても平滑度が低く、かつ肉厚があるため、すっきりは見えないものですが、透明の薄い塩ビを張ってあるだけの単純な構造のブラス製のものの場合、きれいに見えます。ブラスの客車では従来内装はあまり注意を払われていないフシもありましたが、Nゲージと同じ発想で作られたプラ製品が増えてきましたから、 使えそうなパーツをどんどん取り込んで行くとまた新しい展開ができると思います。

 このあとは、塗装の吹き込みなどの修正や小パーツの取り付けを行って、完成させたいと思います。

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2008年8月24日 (日)

引き続きオユ10試運転とその後の5-56

 引き続きオユ10の試運転を行いました。今日は逆向きに連結した場合にも安定した点灯が確保できるかという点を重点にチェックしてみました。

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 前回のスハ43などと同様、5-56などの潤滑油を注さない状態で小一時間走らせていると点灯が安定してきました。

 ところで、例の5-56のその後ですが、1週間たって台車の塗装の剥がれやプラ道床の崩壊などの現象は出ていません。もう少し様子を見てみますが、この感じだとわざと塗装面に大量に吹き付けたりしなければ大丈夫そうな感じです。ただ、プラ車体のものでは、この前のオユ10の内装のように粗悪な材質だったりすると侵されて割れたりするかもしれませんから、避けた方が良いと思います。

Ressha1

Ressha2

 列車の方はオユ10の試運転も兼ねて長時間連続で走らせていますが、車軸が鳴き出すこともなく、各車の照明も安定して点灯してすこぶる良い成績です。

 完成品の場合、金属製のものでも塗料の種類などで違ってくることもあると思いますから、一概に大丈夫とは言い切れませんが、一つの実験結果としてみていただければと思います。ちなみに上の写真の列車は、真鍮の車体にアサヒペンのメタルプライマー、GMの缶スプレーで塗装をしたものです。

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2008年8月23日 (土)

オユ10試運転

 オユ10の試運転を行いました。今回初採用のパーツもありますから、その辺の具合にも注意しながら試運転を行いました。

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 列車に編成してみました。こうしてみると完全にたたまれた状態の幌、のっぺりしがちな妻板のアクセントとしての縦トイなどが思いの外効果的で後姿を引き締めています。

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照明関係は走りこませて通電を良くします。郵便車ならではの窓並びが浮かび上がって、なかなか効果的です。列車最後部に連結して東北線下り列車のイメージで走らせてみたりしています。暖房のホースのカプラーへの干渉も確認しておきます。ポイント通過で左右に揺れる時は要注意でしたが、この取り付け方で特に問題は出ませんでした。

 ある夏の日の東北からの帰り道、もうあと少しで客車の旅が終わる高久駅ですれ違った下りの普通列車の最後にこの非冷房オユ10の姿がありました。非冷房ならではの背の高いシルエット、窓の全くない妻面の2つの尾灯が妙に印象に残っています。黒磯からは、上野まで115系で3時間でしたが、この時間がやけに長く感じたものです。客車の旅が終わるということは、東北の旅の終わりを意味していました。だからこそ、こんなありきたりのシーンも印象に残ったのかもしれません。

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 現在では「青春18きっぷ」が発売されて普通列車の旅行も盛んですが、車両の方は黒磯まではロングシート中心の4ドア通勤電車、黒磯以北は3ドアロングシートのワンマン電車が主力となって、旅の味わいといったものはすっかり失せてしまいました。かつて時間が長く感じられた115系でさえ、今の通勤電車に比べればまだ良かったようにも思えてきます。

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2008年8月22日 (金)

エアホース

 連結面のエアホース、かっこよく曲げてやろうと思っていじっていたら付け根のところからぽっきり折ってしまいました。いつも使っているフクシマのものではなく、エンドウのものだったのですが、メーカーによってクセの違いがあるようです。フクシマのものは多少成形しても折れにくいのですが、今回使ったエンドウのものはちょっと硬い感じでした。

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 付け直したのはいつものフクシマ製にしました。

Hose

 値段はどこのメーカーも似たようなものですが、フクシマ製は成形のしやすさに加えて、太さの具合が良いこと、コックが左のものも出ていますので、使いやすいと思います。たかがエアホースという感じのものではありますが、列車のリアビューを引き締める重要なパーツです。エアホース一つとっても奥が深いものです。こういった事柄は実際に手を動かしてみないとなかなか分からないものです。

 この状態で明日は試運転です。今年の夏は不安定な天気が続いたので、オユ10もだいぶ余計な時間がかかってしまいましたが、こちらの「急行列車」の編成も早く進めたいところです。

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 カツミのEL、EF65PF、EF60、EH10、ED75、EF65P・Fと続けば、EF64の中期のタイプもそろそろ出てきても良さそうですから。実は、この急行列車は座席車のみで編成された「臨時アルプス」「たてしな」あたりをイメージにしたもの、というのがテーマですので・・・。そう思っていると昨日もまた寒冷低気圧の影響で夕方から大雷雨になりました。日本海に前線を伴わない低気圧がある時は規模の大きな雷雨が発生しがちです。まったくいつまでこんな天気が続くんでしょうね・・・。

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2008年8月21日 (木)

カプラーが付いて試運転の準備完了

 残っていたカプラーの取り付けを行いました。この後は試運転になるわけですが、今回初めて使用した蒸気暖房のホースとカプラーの関係などは実際に走らせて見てよく確かめる必要があります。未取り付けの小パーツも何点かありますが、試運転を先にやって、問題があるようであれば残りのパーツ取り付けと一緒に処理しようと思います。

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2008年8月19日 (火)

区分室仕切り復活

 室内装置を加工する時に素材の劣化で崩壊してしまった郵袋室と区分室の仕切り、プラ板で簡単に作って取り付けました。しかし、これがあるとないのとではずいぶん感じが変わります。

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 側面のドアの窓から区分室の明かり窓が見えなくなります。本来見えないものが見えるのは何ともカッコ悪いものです。トイレの窓なども同じことが言えますね。オユ10の場合でも反対側にあるトイレの窓はこちらからは見えないわけですから。トイレについてもプラ板で簡単に囲いをしておくだけで全然良い雰囲気になります。特に照明が入る場合にはトイレの仕切り自体が結構目立つようになりますから。走らせて見るといろいろな角度から眺めることになりますが、どの角度から見ても見えないものがちゃんと見えないというのはやはり良いものです。

 細かい部分の手直しをして、いよいよ週末にはレイアウトデビューになりそうです。

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意外に効果的な郵便車の照明

 引き続いてオユ10の照明を入れました。走らせて楽しめるものというのが基本ですが、走った時の雰囲気が昔見た列車のイメージと一致しなければなりません。子供のおもちゃならとにかく走ればよいわけですが、大人の趣味としての模型と言うことであればそう単純には行きませんね。郵便車というのは実際に乗ることは出来ませんでしたが、旅客列車に連結されていたことも多かったですから、途中駅での長時間停車の時に駅弁などを買いながら中を覗いてみたりしたことがある方も多いと思います。護送郵便車は、普通の荷物車とあまり変わりませんが、積んであるのが普通の荷物の代わりに郵袋の山という感じでした。扱い郵便車では、中がちょっとした郵便局と言う感じで郵袋を開いて郵便の区分け作業をやっていました。

 そんな荷物車とは一味違う郵便車の雰囲気が出せるかというのが照明を入れるときのテーマです。まず最初に尾灯を入れます。このキットでは点灯は考慮されていませんから、こんな風にいじってみました。

Bitou

 真ん中にエンドウのファイバー対応のライトケースをハンダ付けして、そこに電球を入れます。丸パイプなどで自作しても良いのですが、角材を加工したエンドウパーツの場合、肉厚があるのでファイバーが抜けにくいと言うメリットがあります。ファイバーはパーツ付属のものですと太いので尾灯の穴に入りません。今回は三菱レイヨン製「エスカ」のΦ0.75のものを使用しました。導光を良くするには切断する時に良く切れる新しいカッターなどを使用することです。切り口が汚いと良く光りません。尾灯レンズも奥行きがありすぎるので同様にカッターで切断して収まりを良くします。ちょっとした気配りで思いの外明るく光るようになります。

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 両端とも点灯しますが、機関車次位や中間に入る場合には裏に設置したスイッチをOFFにします。

 室内灯はエンドウのユニットライト室内灯B(白色LED)ですが、この車両は蛍光灯照明ですからそのまま使います。郵便車特有の窓並びや〒マークが浮かび上がってかなり良い雰囲気です。

Sokumen

 そして、意外だったのが、区分棚の効果。半分すりガラスの窓や上の明かり窓から良く見えるのです。

Kubun

 これだったら、中に郵便局員のフィギアでも乗せて区分作業の様子を再現してみるのも面白そうです。

 さあ、あとは連結器を取り付けたり、崩壊した仕切りなどを作り直したりして、細部の手直しをすればいよいよ試運転です。既存の列車に連結してもしっくり来るか、というのも大事な点ですね。

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2008年8月18日 (月)

悪戦苦闘の内装取り付け

 オユ10の続きを進めます。この辺まで来るとネジ止め、接着、配線のハンダ付け、切断加工など様々な作業が出てきて、車体のハンダ付けとは違った手の動きが求められます。麻痺した手のリハビリには一番効く作業かもしれません。

 さて、残るは照明と内装です。尾灯関係、既にスイッチが付いていますから、切替用のダイオード基盤を郵袋室床に設置します。カツミの「ダイオード・基盤セット」がシンプルで使いやすいように思います。

Kiban

 説明書にある図の前照灯を反対エンドの尾灯と考えて配線すればOKです。

 次に内装です。座席車と同様に室内照明を取り付けてから作業します。いろいろ考えた結果、区分室の部分のみを使うことにしました。

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 前後の郵袋室部分をカットするのですが、ここで問題発生。少し前にこのパーツが褪色しているという話をしましたが、実はこの変色、相当材質が劣化しているサインだったのです。ニッパーや糸鋸を使ってカットする作業を始めると関係ない部分までパキパキ割れてくるのです。前にも書きましたが、日なたに放置してあったわけでもないので、これはどう見ても素材の問題のように思えます。

Wareta

 区分室を切り出したら、取り付け方法を考えます。先ほどの基盤と反対側の台車にリード線を渡す必要があるので、区分室のフロア部分を左右に分割し、仕切り板は別途プラ板で製作することにしました。

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 椅子を活かしたかったのでこの位置でカットしてみましたが、区分棚のパーツを付けようとすると今度は大して力を入れていないのに作業台の部分が見事に割れました。もう殆ど「崩壊」に近い感じです。

 仕方ないので、各パーツを接着してから、塗装してごまかしておきました。GMの#34京阪ライトグリーンを全体に吹いておきます。

Tosou

 見えない部分ですが、椅子や床も色分けしてみました。この辺は雰囲気で楽しめれば良いと思います。

Toritsuke

 こうして準備できたパーツを車内に入れてみると、なかなかうまい具合に収まりました。昔、停車中に外から覗いた郵便車のイメージそのものです。

 郵便の区分棚など、プラ成形でないとなかなか出来ない部分ですが、それだけにこの粗悪な材質と言うのがいかにも惜しい感じがします。加工していると、カットする時のプラ特有の柔軟性が殆ど無くなっていて、ポテトチップが割れるような感じになっていました。

 確か、あのオユ10は韓国製だったと思いますが、昔の日本製ダイキャストが経年で崩壊したりしていたことを思い出しました。子供のおもちゃであれば、壊れたら廃棄処分と言うことでよいでしょうけれど、息の長い大人の趣味としての鉄道模型と言うのであればこれは困ったことです。最近では海外に丸投げで製造しているものも多いですが、製品の出来栄えや動作具合などとともに使用している材料の品質管理もしっかりやって欲しいと思います。

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2008年8月14日 (木)

ひとまず外観が出来ました

 最終作業が続くオユ10ですが、ひとまず外観が出来ました。細かい部分の手直しは最後にやることにして、この後は照明と内装です。

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 尾灯のレンズが入ったのでだいぶ雰囲気が出てきました。ここは他の車輌同様ファイバーを使って点灯できるようにします。この後の問題はプラ製品用の内装の取り付けをどうやるか、ということですね。ここで方法を確立できれば、スハネ16などの寝台車にも応用が出来ることになりますから。使えそうなものはどんどん取り入れることで作業も楽になりますし、楽しみの幅も広がってくると思います。

 今週もにわか雨などにたたられてあまり進みませんでしたが、慌てるとロクなことがありません。5900円のキットですが、じっくり取り組むことで満足の行くものが出来上がります。

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まだまだ続くオユ10の仕上げ

 昨日は、貼り付けにくい部分のインレタをデカールに転写すると言うお話をしました。デカールに転写したものをどう使うか、と言うことになってきますが、まずは文字の部分をカッターで切り抜きます。なるべく文字に近いところで切り抜いて余白を残さないようにすると言うのはプラモデルのデカールの場合と一緒です。

Kirinuki

 あとは普通のプラモのデカールと同じように水につけてから台紙ごと貼り付ける場所の近くに載せて文字の部分をスライドさせて所定の位置に貼ります。微調整する時はほんの少し水を落としてやるとやりやすくなります。位置が出たら綿棒などで軽く押さえて密着させるとともに余分な水分を吸い取ります。乾くまで少し時間がかかりますから、触らないようにします。完全に乾いたら剥がれ防止と見た目の向上のために、車体の艶に合わせたクリアコートを吹いておきます。

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 その成果はこんな感じです。窓のない貫通ドアの「郵便室」の文字など普通に転写しようとすると至難のわざと言う感じですが、この方法ですと、割合すんなり出来ます。小さい文字ですが、こうしてみるとかなり目立ちます。同じく妻面の形式標記や検査標記なども崩れることなく出来ます。列車の最後部に付く車輌ではかなり目立つ部分でもあります。

 レタリング関係が一通り出来たら青い部分全体に半艶コートを吹いてから窓ガラスに進みます。下半分がスリガラスになっている窓はクリアーの塩ビを貼った後にクモリのものを裏から重ねて見ました。〒マーク入りの窓はエコーの#2660「郵便マーク入り窓ガラスセット」を使用しました。ドアや郵袋室の窓の保護棒は、印刷入りガラスではなく、フジモデルのエッチングパーツです。

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 淡緑色に塗装済みのものはこの3種類で、「小」はドア用です。窓ガラスを貼った後にゴム系接着剤で取り付けます。印刷のものと比べてかなり繊細な感じで、全体のイメージがずいぶん変わります。荷物車、郵便車関係ではぜひ使っていただきたいお勧めパーツです。

 このあたりの作業は見た目以上に手がかかるのでなかなか先に進みませんが、郵便車を特徴付ける部分だけに手を抜けません。オユ10をしんがりにしたED75牽引の古い客車の鈍行でみちのくを旅した、遠い夏の日を思い出しながら作業を進めています。

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2008年8月13日 (水)

意外に手順がややこしいオユ10の仕上げ

 引き続きオユ10の仕上げです。扱い郵便車の特徴としてHゴム固定の窓がたくさんあり、車体の標記も座席車などとは違って特徴的なものが多くあります。標記インレタについてはTOMIXのプラ製オユ10用のものが分売されていますので、取りあえずこれを使えばかなり良い感じになりそうです。

 まずはHゴムにグレーを差します。とにかく数が多いですから根気の要る作業になりますが、郵便車を特徴付ける部分ですから気を抜けません。グレーついでにホロにも色を入れておきます。ホロワクはまだ塗っていませんが、あとで色分けをします。

Hgomu

次に比較的大きい文字のインレタを転写します。

Oyu1001

 窓ガラスを入れる前にインレタを転写するのは、表面保護のためにクリアコートを吹く必要があるからです。

Decal

 妻板の小文字や崩れやすい検査標記などは一旦クリアデカールに転写します。机の上で出来ますから失敗する恐れはかなり小さくなります。転写した後に車体と同じ半艶のクリアーを吹いておきます。何も印刷していないデカールはプラモデル用品として販売されています。

D2

 プリンターでダイレクトにプリントできるというものですが、インレタを利用すると言う手もあるわけです。取りあえずデカール対応以外のものが貼れたので、軽くオーバーコートをかけておきます。

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 車番は1980年の配置表から、当時なおも非冷房のままで尾久客車区に配置されていた2019としました。黒磯を越えてED75の列車に連結されたこともあるでしょうし、夏場なら青函連絡船を介して北海道へ渡っていたかもしれません。

 この後はデカールにした標記の貼り付け、窓ガラスや保護棒、照明と内装の取り付けなど、まだまだ工数があります。手順をよく検討して作業する必要があります。

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2008年8月11日 (月)

引き続き仕上げ作業

 引き続きオユ10の仕上げをやっています。今日は屋根の塗装とスイッチの取り付けです。

 まずは屋根の塗装です。軽量客車の屋根の塗装は銀色なのですが、実際に見たことがある方ならば、きらきら輝いているわけではなく、寝ぼけたグレーっぽい印象をお持ちの方が多いかと思います。他の鋼板屋根の車同様、ところどころ赤錆びていたりしたものも良く見かけました。確かに検査出たての時は、模型製品のようなきれいな銀色なのですが、軽量客車が編成に何両かある場合、きれいな銀色のものが何両も入っているのは不自然です。

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 これはNゲージ、カトーのオユ10ですが、やはり光沢のある銀色に仕上げてあります。

 さて、例のフジモデルのオユ10、屋根を塗ってみました。

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 まずは指定色ということで銀色を吹きました。この時点では上の製品と同じような感じです。これにつや消しクリアーを吹くことで、あの枯れた雰囲気が出せるのですが、たっぷり吹くと殆どグレーに、やや控えめに吹くと、光沢が抜けかかった感じになりますから、吹く量を調整することで微妙にニュアンスを付けることが出来ます。店のレイアウトにいるナハ10の屋根が完全にグレーっぽい感じにしてあるので、今回はまだかすかに銀色っぽい感じが残っているイメージにしてみました。

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 銀色っぽい雰囲気ではあるけれど、フラッシュをたいても光らない、というところです。エアブラシでレッドブラウンを薄めたものを軽く吹いてブレーキシューの鉄粉が付着した感じを出してみるのも良さそうです。通常列車を見る角度から見てもだいぶ落ち着いた感じになります。

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 塗装については主な部分の吹きつけが終わりましたので、あとは吹き込みの修正と細部の色差しになります。

 さて、ここで最終組立てに備えて尾灯用のスイッチを取り付けておきます。機関車次位や荷物列車などで中間に連結される場合には尾灯を消せるようにしておく必要があります。操作性を考えてエンドウの完成品で使用されているのと同じスライドスイッチを使用します。

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 今回はデッキのない側の郵袋室に切替用のダイオード基盤を設置しますので、スイッチはデッキ側の床に取り付けます。車内の仕切りなどに影響せず、外から目立ちにくく、かつ操作しやすい位置にします。

Swana

 場所を決めたらスイッチの穴とネジ穴を開けます。次にスイッチを付けて操作に支障がないか確認します。

Swtoritsuke

 配線としては、台車ラグからのリード線をスイッチにつなぎ、そこからダイオード基盤につなぐ形になります。裏から見ると下のような感じで、台車の回転に影響することもなく、レールに乗せれば目立たないのでちょうど良い場所と言うことになります。

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 もともと照明関係は一切考慮されていないキットですが、こんな風にちょっといじってやることで運転が何倍も楽しいものになります。

Oyu10ushiro

 窓の全くない妻板に尾灯を輝かせて列車の最後部を引き締めていた姿がもうすぐ再現できそうです。

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2008年8月 8日 (金)

ようやく塗装スタート

 昨日は久しぶりに雨もなく夕暮れ時には美しい夕焼け空になりました。

Waseda

 管理人は何とか杖がなくても歩けるようにはなりましたが、まだ走ることが出来ないので一昨昨日のように滝のような雨が急に降ってきても慌てて屋根の下に逃げ込むことが出来ないので、ああいう天気はほとほと困ります。今日は週の中間と言うことでリハビリの日でしたが、きれいな夕空を見ているとまたどこかへ行きたいなという気持ちになってきます。

 さて、リハビリの後は、雷雨で中断していたオユ10の塗装の続きです。マッハの消耗品が継続的に入手できなくなったと言うお話をしましたが、まずシールプライマーの代替品として使い勝手がよく、剥がれにくいものとしては、やはりこのアサヒペンのメタルプライマーが良さそうです。

Primer

 退院後最初のED75で初めて使用し、その後の客車でも使っていたものでしたが、特にトラブルもありませんでした。プライマーというのは上に塗料を塗り重ねるのが前提ですから、相性が悪いと塗装がひび割れたり剥がれたりします。マスキングテープを貼ったりしても剥がれたりしますから、こうしたことが起きないかチェックしていました。上塗りもマッハの調色は入手できないものと考えて、常時手に入るGMのスプレーです。GMスプレーはプラ用ですが下地をきちんと処理しておけば案外しっかり食いつきます。国鉄色は何気にいい感じで再現されているのもポイントですね。Nゲージ用ということで粒子が細かいことも16番での使用には好都合です。もちろん瓶入りのものをエアブラシで吹くと言うことも出来ます。GMスプレーはマッハのシールプライマーとの組み合わせでは殆ど問題がありませんでしたが、アサヒペンのプライマーとの組み合わせにも問題はなさそうなので、当分はこの方法で行こうと思います。アサヒペンのプライマーは東急ハンズのようなDIY店にもありますし、何よりこうした消耗品は常時入手できなければ困りますから、そういった点も考慮しての話です。

 作業的には、①サンポール&クレンザーで磨く②プライマー吹き付け、③本塗装という具合で特に変わったことはありませんが、このプライマーはシールプライマーと違って完全な透明なので、吹き残しや吹き溜まりが出来ないように注意する必要があります。

Oyu10

 車体のブルーと床板まで出来ました。色が付くと端梁周りのパーツに存在感が出てきます。

 雨にたたられて今週はここまでですが、この後屋根の塗装についても一工夫ありますので、来週はそれをご紹介しようと思います。

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2008年8月 7日 (木)

オユ10いよいよ塗装

 進行中のオユ10、いよいよ塗装に入ります。塗装の話と言うことになるのでここで重要なことをお知らせしておきます。通常こうしたキットなどで広く使われるマッハ模型の調色塗料ですが、メーカーがしばらく前に卸売りをやめてしまいました。その後時間がたっていますので、問屋の在庫ももう殆どありません。塗料だけでなく、シールプライマーや塩化亜鉛といった消耗資材、キサゲ刷毛などの道具類も同じです。実質的に市中在庫のみと言うことですので、どこのお店でも在庫がなくなったら基本的に終わりと考えて良いと思います。当店の仕入先の問屋にももうこの辺のものでよく使うものは残っていません。よくお尋ねをいただくのですが、そんな事情になっていますので、ご了承いただきたいと思います。

 さて、そうなるとそれぞれの工程で使用する代替品をさがさなければなりません。去年退院した頃にはもうよく使う消耗品は殆ど残っていなかったので、ED75以降のものでいろいろ検討して、およそどんなものが使えるかのめどが立ちましたので、今回のオユ10ではその辺をご紹介したいと思います。

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 そんなわけで、塗装の準備をしていたのですが、日没直前になって、昨日もまた雷雲が発生、にわか雨が降ってきました。湿度も高くなってしまいましたので、昨日の作業は準備だけで終了です。ここのところ毎日雷雨なので、塗装が出来なくて困ります。早く列車につなぎたいものですが、焦りは禁物ですね。

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2008年8月 1日 (金)

取りあえず付けてみました

 昨日ご紹介した蒸気暖房管をはじめとする端梁関係のパーツを取り付けてみました。

Oyu1

 取りあえず付けた、という状態ですから調整はこれからですし、車体もただ乗せてあるだけですから、正確な位置関係になっていませんが、連結器周りが俄然良い雰囲気になってきました。蒸気暖房管は、ぱっと見取り付けにくそうな形ですが、よく見ると取り付け足がありますし、ロスト製なのでハンダでがっちり固定できます。

 その他のパーツ取り付けは前回結果が良かったスハ43の方法をとりました。すなわち、端梁本体はキットに含まれているものを使い、ジャンパ栓受け関係は形状が酷似しているエコー#742改造車用のパーツを組み合わせました。蒸気暖房のホースもカプラーと干渉しなさそうです。

 列車の最後部に来る可能性の大きい車輌だけに、このあたりに多少コストを掛けてもバチは当たらないでしょう。さあ、来週は塗装まで進みたいところです。

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2008年7月30日 (水)

蒸気暖房管のパーツ

 最近扱い始めた「工房ひろ」のパーツにこんなものがあります。

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 「蒸気暖房管口」として、蒸気ホースの付いているのといないものの2種類が出ています。

 ご存知の通り、客車の暖房は元々SLの蒸気を使っていました。電化が進んだ後も電気機関車に蒸気発生用のボイラーを積んで暖房用にしていました。後に交流電化が進むと、機関車のトランスから電気を引いて電気ヒーターで暖房を行う方式が取り入れられるようになり、電気暖房を取り付けた客車は、車号が原番号+2000となりました。この方式は主に北陸や東北地区で採用され、九州や北海道では交流電化区間も蒸気暖房を使用していました。

 電気暖房の取り付けを施された車輌も基本的に蒸気暖房用のパイプなどは撤去されず、両方が使えるようになっていたのですが、通常電気暖房だけを使うところでは車端のホースは取り外してあるのが一般的でした。例のED75の普通列車ということであれば、蒸気ホースはほとんどないと見てよいのですが、問題なのは郵便・荷物車です。これらは非電化区間への直通運用もありましたし、青函連絡船に積み込まれて北海道を往復しているものもありました。東北本線については、黒磯以南の直流電化区間についてもEF57・58形については蒸気発生装置を撤去し、かわりに暖房用電源としてMGあるいはSIVを取り付けて電気暖房に対応していました。ただ、荷物列車については昭和50年代初頭まではEF56形が使用されていたこともあって、直流区間では蒸気暖房を使用していました。

 さて、そんな変遷を考えるとこのオユ10は電気暖房ケーブルとともに蒸気ホースも取り付けたくなります。蒸気暖房を使用している時は列車の最後部から蒸気がもうもうと上がっていたというのもずいぶん昔のことになりましたが、鉄道郵便車が輝いていた時代を表現するのには欠かせない小物だと思います。

 そのオユ10ですが、すこしずつ仕上げが進んで、だいぶ全体の感じが見えてきました。東北線方面のオユ10には遅くまで非冷房のものがそこそこありましたから、この屋根の深いオユ10が列車の後を引き締めていた姿を思い出す方も多いかと思います。

Oyu1

 蒸気ホースの取り付けで注意しなければならないのは、エアホースより太い上に、ケイディーカプラーを使用する場合には解放用のトリップピンの振れる範囲にかなり重なるので、連結器の動作に支障がないようにすることです。 車体はあとサボ受けなどを付ければ終わり、残るのは端梁周りのディテールですから、この辺と一緒に取り付け方法や問題点を検討してみようと思います。

 

 

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初物パーツの取り付け

 引き続きオユ10が進行しています。今回、「16番客車専門」という「工房ひろ」製品を扱うことにしましたが、まずはこちらで試してみることにして、オユ10で何点か使用することにしました。既に完全にたたんだ状態のホロを取り付けてありましたが、今日は軽量客車用のホロ吊りをつけてみました。

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 ロストワックスのパーツということでハンダ付けが出来るのもメリットの一つですが、こうしたパーツ類は各メーカーによって独特のクセがあったりします。

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 軽量用のものは、バネ部分が露出していて、通常のものとはかなり趣が違います。取りあえずつけてみましたが、完全にたたまれた状態のホロと合わせてなかなかいい感じです。ややお値段は張るのですが、目に付くところにうまく使ってやると効果的だと思います。果たして塗装するとどんな感じになるのでしょうか。

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2008年7月22日 (火)

引き続きオユ10

 引き続きオユ10が進行しています。昨日とあまり変化がないように見えますが、今日はデッキ側のドア下にステップがつきました。

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 ドアの裏側にL型のプレス部品をハンダ付けするフジモデルの標準スタイルですが、狭い部分なのでテープでの仮止めなどがしにくく、なかなか真っ直ぐにしにくい部分です。でも、このステップが付くとだいぶらしい形になってきます。

 今回使用しているキットはだいぶ前のロットですので、現行のものと比べるとホロ吊りやデッキの手摺の穴などが開いていません。先ほどのドアステップも含めて、こうした作業は片手では出来ませんから、麻痺した手の回復訓練としても効果があるようです。だいぶ左手の方も細かい作業に対応できるようになって来ました。

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2008年7月21日 (月)

オユ10床下の製作

 引き続きオユ10が進行しています。今日は意外に面倒な床下です。いつものように運転を重視すると言うことで、既製品の電車のサハと同じような感覚でごくあっさりとまとめます。でも、扱い郵便車ということで、特徴のある部分もありますから、目に付く部分はきちんと作っておきます。いつものようにユニット式にしてありますから、パイピングなど、物足りなくなったらいつでも外して追加できるようになっています。

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 基本的には軽量客車用の部品ですが、バッテリーボックスが4つあったりして、一般の座席車などとはかなり趣が異なります。走行を主眼にするとしても遠目にもすぐ分かる部分ですから、ここは穴なし取り付け板に資料を参考に取り付け穴を開けてパーツを並べていきます。冷房車の場合には、これにディーゼル発電機や燃料タンクが加わります。

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 取扱い郵便車ならではの排塵用送風機も外せません。

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 そして、軽量客車以降の標準となった台車マウントの車軸発電機です。まだ床板に車体は固定しておらず仮にかぶせただけですから、床が浮いた感じになっています。

 とりあえず基本的な部分を押さえておけば、あとでいろいろ追加するのもラクになるはずです。欲を言えば、ブレーキシリンダーとその周囲のパイピングが一体になったロストパーツでもあればなあ、と思ったりもします。両数がある時など重宝しそうです。

 取り付けてみるとこんな感じになりました。

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 余計についているバッテリーボックスが結構目立ちます。かなり「お気楽モード」の工作ですが、それでもやればそれなりの効果が出るわけです。窓が全くない妻面にテールライトを輝かせて列車を〆ていたシーンを早く再現したいものです。

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2008年7月19日 (土)

内装思案中・・・

 現在進行中のオユ10、大きな窓がたくさんあるわけではありませんが、パーツとしてTOMIXのプラ製オユ10に使用されている内装部品が売られています。

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 プラ製だけに自作したら大変そうな区分棚なども入っています。あるのなら、使わない手はない、ということでこれを使用することにしました。ここで問題になってくるのはブラスモデルとプラ製品の構造の違いです。プラ製品は基本的にNゲージと同じようなパーツ構成ですから、床を車体からはずすとフロア一体の内装がすっぽり抜けます。ブラスモデルではアングルを介して床をねじ止めしますから、内装パーツはそのままでは取り付けられません。内装部品を中央で切断してアングルにつけるのが良いのか、あるいは一番作りにくそうな区分室部分だけを切り出して使うのが良いのか、ちょっと考えてしまいます。天井の証明類のメンテナンスも考えなければなりません。

 外から良く見えるものではありませんが、取扱郵便車の最も特徴的な部分だけに何としても取り付けてみたいところです。

 ところで、今回使おうとしているパーツ、数年前に余分に仕入れて保管してあったものなのですが、陽に当たるところに置いてあったわけでもないのに見事に変色しています。

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裏と表ではずいぶん色が違ってしまいました。よく分からないのですが、プラ製品というのはそういうものなのでしょうか?劣化していないかなども気になるところです。車体などがこうして変色したり割れてきたりしてはかないませんね。もっとも最近ではプラの新製品が矢継ぎ早に出され、1ヶ月も在庫されていると「売れ残りだ」などといわれるようになって、模型も使い捨て式に消費されるような傾向になってきました。そういう風潮の中で、それに見合う品質でそこそこ安く出来れば良い、と考えられているとするのならちょっとさびしい気もします。

 今回は取り付け方法が決まったら加工の後、塗装してから取り付けることにします。

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2008年7月18日 (金)

鉄道郵便車

 「鉄道郵便車」という言葉には、鉄道が陸上輸送の主役だった時代の懐かしい響きがあります。かつて長距離の客車列車の一端には郵便車や荷物車が連結され、郵便や荷物を全国に送り届けていました。優等列車はもとより、長距離を運転する普通列車にも連結されているのをよく目にしました。普通列車の場合ですと各駅で郵袋の積み下ろしがあって、ホームの上には郵便局員がリヤカーを持って待機していました。何気ない日常の光景でしたが、模型の世界でも鉄道が華やかだった時代を再現するのに欠かせないものだと思います。 郵便車には車内で郵便物の仕分けをする「取り扱い便」、郵袋のまま各駅で積み下ろしをする「護送便」、目的地まで施錠しておく「締め切り便」がありました。車輌のスタイルで行くと郵便車らしいのは取り扱い便用のオユ10のような形状でしょうか。区分棚部分の細長い窓と側面窓の大きな〒マークが郵便車であることを主張しています。護送便のものは、荷物車に類似した形態で、窓下に小さく書かれた郵便マークが郵便車であることを示しているだけで、あまりインパクトはありませんでした。明治時代に始まった鉄道郵便も1984年に扱い便が、1986年には護送便と締め切り便が廃止されて郵便客車による輸送は過去のものになりました。

 さて、例のED75の列車も東北本線の長距離鈍行をイメージしていますから、やはり郵便車が欲しいところです。先日からスタートしたオユ10はそんなことから始めたのですが、かなり古いロットのものなので、現在売られているものとは内容が若干異なっているかもしれません。

 話が前後してしまうのですが、このオユ10の仕様について書いておきます。大きな特徴としてTOMIXのプラ製オユ10用のパーツを大いに活用することがあります。特に内装は区分棚まで再現したパーツが分売されていますから、これを使ってみることです。他にフルレタリングが出来るインレタもあります。そしてもう一つは先日ご紹介した「工房ひろ」製のパーツを取り入れることです。テールライトや室内灯は従来どおりにします。

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 オユ10を列車にした時に特徴が出るのは郵袋室側の全く窓のない妻面でしょうか。まだ途中なのですっきりしていませんが、のっぺりしている分縦ドイなどのパーツが効果を発揮しそうです。

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 区分棚は殆ど見えそうにないですから自己満足の世界になりそうです。

 軽量客車ならではの華奢な雰囲気も盛り込みたいところです。

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2008年6月14日 (土)

尾灯の加工

あり 進行中のオユ10、かなり古いロットのものですので、現在の客車シリーズと違って、尾灯部分は穴が開いているだけで、ケースなどがありません。このままでは、光学繊維を使う方法でも点灯できませんので、KSモデルのNo.987テールケース客車用を使って加工します。

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 作業としては、妻板の尾灯穴を拡大してケースをハンダ付けするだけです。現行の客車キットと同じ形にします。

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 裏から見ると多少出っ張りますので、ここにファイバーを差し込むわけです。レンズははめ込み部分を多少カットします。仕切り板は電球の部分をカットしておかないと球切れのときに交換が出来ません。

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 エンドウの電球ケース、肉厚があるので、ファイバーが脱落しにくいので、作業がラクに出来ます。

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軽量客車の端梁は・・・

 少し前に軽量客車の端梁について、これも寸法を出すのが大変であるというコメントをいただきましたが、なるほど、これは他の客車とアングル深さが違いますし、おまけに連結器脇の部分に車体から延びている部分がかかる形になりますから、これは大変そうです。手間がかかると言うことはトラブルの種が一杯と言うことになります。これこそ、先のスハ43でやったような方法でやるのが一番良さそうです。

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 今回のオユ10はかなり古いロットの半端品を使っていますが、基本的な構造は現行品も変わりません。スハ43などと同じような端梁パーツが入っていますので、端梁本体についてはこのパーツを使えば高さ合わせなどが不要で一発で決まると言うわけです。

 とりあえず床板に取り付けて車体をかぶせてみました。

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 キットの部品なので、当然ですが一発で高さが出ました。これにジャンパ栓関係を取り付けて行きますが、形状的には「改造車用」のものを適宜並べていくのが簡単そうです。

 編成の後部にくることも多い車両ですから、端梁のディテールは効果的なはずですが、目立つ場所ですからすっきり仕上げるというのも大事なポイントです。

 車体が箱になりましたので、このあとはキサゲを行ってディテールに進みます。

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2008年6月 4日 (水)

オユ10製作開始

 オユ10の製作を開始しました。長距離客車列車に郵便車は不可欠と言うことで、この形式は16番に限らず、Nでも複数のメーカーから出ていますね。16番では現在最も入手しやすいのはTOMIXのプラ完成品でしょうか。でもここは、他の車両と質感をそろえる意味でフジモデルのキットを使用します。

 オユ10は1957年に登場した郵政省所有の区分郵便車で、当時最新の客車だったナハ10系に準じた構造になっています。後に冷房化改造を受けていますが、東北方面ではかなり後まで非冷房のものが存在しました。今回はそのイメージを再現すべく非冷房の屋根の高いものにします。側面の窓ガラスに描かれた大きな「〒」マークが郵便車であることを主張してくれます。

 さて、このオユ10では、今まで使用したことのないメーカーのパーツをいくつか試用してみることにします。具合がよければ取り扱おうとも思っています。

 基本的な仕様は今までと同じで、運転を重視しますが、あの時代の列車の匂いを感じられるようなものにすること、「光のギミック」は他車に合わせるということにします。

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 のっぺりした外観の軽量客車ですから、特に問題になるところもなく、あっさり箱になりました。照明関係については、キットの部品ではまったく考慮されていませんから、車体を組み立てる時点で手を入れておくと後の作業が能率よく進みます。

 天井裏の室内灯金具の他に、尾灯関係も準備工事をしておきます。

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 エンドウのライトケース・導光材セットを使用して尾灯が点灯するようにしますが、車体を箱にする前に電球ケースを妻板の裏にハンダ付けしておくと後の作業がラクになります。真鍮のバラキットを組み立てる場合、仕様決定の自由度は大きいですから、予めどんなギミックを盛り込むか考えておいた方が良いと思います。

 今回は、外からは良く見えないけれど、意外に良く出来ているTOMIXのプラ製オユ10の区分室の内装部品を使って車内の表現もやってみようと思います。さらに、TOMIX関係では細かい標記まで入ったインレタも利用できますね。別に管理人はアンチプラ製品というわけではありませんから、使えるものは最大限活用したいと思います。あくまでも自己満足の世界ですが、模型の工作と言うのはそういったところが面白いのです。

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2008年5月13日 (火)

郵便車の製作開始

 往年の長距離列車には郵便車や荷物車が連結された列車が多くありました。1970年代後半にあっても東北本線の夜行急行列車や長距離普通列車ではこうしたものを連結している列車をよく見かけたものです。列車の編成としてみると「長距離列車のステータス」みたいな感じでしたから、模型でもぜひ連結したいものです。

 今店のレイアウトの列車にはマニ60が連結されていますから、今回は郵便車オユ10を製作することにしました。荷物車と両方連結されていることもあれば、郵便車だけのこともあり、またどちらも連結されないパターンなど、編成に変化をつけるのに欠かせない存在です。

 オユ10は郵政省所有車として1957年に登場したものです。当時最新のナハ10系の構造を取り入れた軽量構造で、郵便局のような区分棚が設けられて、走行中に郵便を仕分けるようになっていました。区分室付き郵便車とよばれるものです。外観的には区分室の部分に細長い明かり窓が並び、側面の大きな〒マークとともに郵便車であることを主張しています。

 郵便車にはもう一つ、「護送便専用車」というのがあって、こちらは車内での郵便物の仕分けは行わず郵袋のまま目的地まで行くものです。外観的には荷物車とあまり変わらず、窓下の郵便マークが僅かに郵便車であることを主張しています。オユ10に対応する形式としては、オユ12などが挙げられます。

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 今回は東北地区では遅くまで存在していた非冷房のものをやることにします。単純な切妻車体ですので、これといった問題はありませんが、管理人が昔乗った列車についていた郵便車を眺めた時のイメージなども織り込んで見たいと思います。

 東北線では急行列車や長距離の普通列車に連結され、さらに青森からは青函連絡船に積み込まれて北海道へと渡っていました。鉄道郵便は昭和61年に全廃されこうした郵便車も全て姿を消しましたが、往年の長距離列車には欠かせないものです。普通列車で見ていると各駅で郵便局の車がホームで待機して郵便の受け渡しをしていたのも今となっては懐かしい光景です。

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