2020年11月23日 (月)

前面パーツの続き

 箱になったクハ111に前面パーツの残りを取り付けます。

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 ヘッドライトとテールライトのパーツです。レンズは別売りされていますが、ライトを点灯させようという気は毛頭ないような設計です。途中まで組んだ状態で持ち込まれていた1両目のクハではこの辺のパーツがエンドウのものに変えられていてライトを点灯させるつもりのようでした。今は極小チップLEDのライトモジュールがあるので、キットの部品のままでも点灯できます。おそらく10年以上は放置されていたということで、その間にライトシステムが進化したということですね。

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 これをプレス絞りの前面に取り付けるのですが、前面には後退角があり、さらに下部は内側にすぼまっています。前後・左右・上下の位置を合わせなければなりません。こんな具合にピンセットや楊枝を使うとやり易くなります。前面がバラの段階でやっても良いのですが、横から見た時の水平を見落としがちになります。

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 貫通路上の種別幕もこのようなプレス部品による構成です。

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 当然プレス加工の誤差による隙間が出来るので、ハンダを流し込んできれいに仕上げておきます。こういう場所に巣が出来ると思い切り目立ちます。もう一つ、横から見た時に方向幕の天面が水平になるようにというのもポイントです。

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 もう一つ見落としがちなのが、前面ホロ枠の下部です。車体の下部は内側にすぼまっていますが、ホロ枠は垂直でなければなりません。キットをそのまま組むとホロ枠もすぼまってしまうので、ホロ枠下部に適当な廃材などを利用して帯状のスペーサーを入れてやります。

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 仕上げ前ですが、こんな感じになって不自然なすぼまりがなくなります。貫通扉部分のすぼまりは、というとここには他社製の渡り板を取り付けるのでほぼバレなくなります。

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 仕上げ前ですが、ここまでの部品が取りあえず付いた状態です。最近の製品はロスト一体前面というのも多いですが、どうしてもごっつい印象になりがちですし、昭和の電車のアナログな雰囲気を表現するには、こういう原始的な構成の方が良いのかもしれません。

 この後手すりなどの小パーツを取り付けますが、ここで一旦キサゲ作業を行います。小パーツが付くとハンダが取れなくなる部分もありますので。

 浅草橋の人形店のキャッチフレーズに「人形は顔が命」というのがありますが、列車も顔が命です。この辺の作業は時間をかけて丁寧にやる必要があります。

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2020年11月22日 (日)

下り方クハ 箱にします

 KSの113系1000代、下り方のクハを続けます。

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 先に手すり穴をあけておいた前面にHゴムやホロワク台座など、箱にした後だと位置決めがしにくいパーツをハンダ付けしておきます。

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 ATC機器室部分に継ぎ目が来るので、継ぎ目を残さないために廃材を使って裏側に当て板をしておきます。こうすることで表から盛ったハンダがどんどん裏へ流れて継ぎ目は消えないのに裏側はハンダの山という状態になるのを防ぎます。

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 接合すると継ぎ目板はこんな感じになります。もちろん補強の機能も兼ねることになります。反対側は乗務員扉部分が継ぎ目ですので、そのままハンダ付けで特に問題はありません。

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 取りあえず大雑把に削ったATC機器室部分です。窓のない部分の継ぎ目は結構目立つので気を使います。東急旧5000系などもそうなのですが、ここに継ぎ目を持ってこざるを得ないのは前面の形状によります。

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 ここまでの全体像です。前面のライト類は箱にしてからの方が水平が出しやすいことで後回しにしてあります。種別幕も屋上接合部のヤスリ仕上げを考えて後回しです。

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 前回、表側からハンダを流した連結面もざっと仕上げてこんな状態です。まあ現在ではこれで終わりでなく、屋根布押えや雨樋縦管を取り付けるのであまり神経質にならなくても良さそうですが。

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2020年11月20日 (金)

魔改造EF65の調整

 しばらく前にMPギヤ化改造したつぼみ堂のEF65、どうも車体が傾いているようだということで調整しました。台車センター部の部品構成は間違ってなく、床板の穴埋めも特に問題なく、果たして何かということで追いかけてみると、何とアングルの水平が出ていませんでした。両端で1mm近く高さが違っていて、途中も波打っていました。元のインサイドギヤの場合、床の大穴部分に厚めの帯状のボルスターがあって、これに台車を取り付けるので、この帯状ボルスターを指でぐりぐりやればごまかせます。しかし、MPギヤのように床板に取り付けるようになるとそうは行きません。波打ったアングルに床をネジ止めすると、床板も波打ってしまいます。

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 アングルを剥がすわけにも行かないので、センターピン部分のセンタースペーサーと台車ボルスターの間にセンターピン付属の調整用ワッシャーを挟んでみました。ただ、これを入れるとセンターピンのネジがボルスターにあまり食い込まなくなるので、ワッシャーは1枚が限度のようです。

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 まだちょっと傾いてなくもないような気がしますが、この辺が限界でしょう。

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 他にもまだ問題があります。このスノープロウ、後から追加したのですが、線路に当たってしまいます。スカートとプロウの位置関係は問題なさそうなので、スカートの縦方向の寸法に問題があるのかもしれません。

 昭和40年代のモデルは今と違って、スノープロウが付いているものなどあまりありませんでしたし、動力はインサイドギヤが標準でした。つぼみ堂のものはカツミのものより造りが上等な感じでした。何より、こうして手を入れてやることで、半世紀の時を超えて走り続けられるというのは、昨今の中国製プラ製品ではまず無理でしょう。

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2020年11月19日 (木)

下り方クハ111 車体の続き

 113系1000代、下り方クハの車体のハンダ付けを続けます。原始的な?構成のキットなので、電車の基本的な手順に沿って進めます。

 ドアが付いたので次はアングルです。床板の取付金具であると同時に、車体の強度部材でもあります。

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 正確な位置に取り付けるために、先ずはケガキ線を入れます。足回りはエンドウ規格にするので、アングル位置は裾から2.8mmです。エンドウ製品は裾から3.0mm、床板厚さが1.0mmですが、KS、フジモデルの床板は0.8mm厚なので、その分を調整した数字です。

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 次にケガキ線に沿ってアングルを取り付けます。先ずはマスキングテープなどで仮止めしてハンダを点付けします。後のことも考えてハンダの量は多めにしてあります。アングル自体が反っていたりすることも多いので、この作業で最初のケガキ線の重要性を認識するはずです。

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 車体全長に点付けが出来て水平になっているのを確認出来たら、ハンダを本流しします。生地キットなどで点付けのままのを見かけますが、車体と床の着脱を繰り返していると、、車体が歪んでくるので、ここはアングル裏面全体にハンダを行き渡らせて強固に固定します。床板が浮かないように、アングルと車体の接合部にダマが残らないように注意します。

 これでアングルの取付が完了です。

 次に連結面の妻板です。

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 単純なパーツ構成ですが、何故か必須の貫通扉が別売りです。

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 最初にその貫通扉を妻板にハンダ付けしておきます。

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 次に妻板を車体断面にはめ込む形でハンダ付けします。最初に何か所か点付けで仮止めしますが、写真のように四隅を合わせることで位置出しがきれいに出来ます。これが曲がっていたりすると車体全体が歪んでしまうので、丁寧に行う必要があります。

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 位置が出たら接合部全周にハンダを裏まで浸み込むように流します。特に裾部分は床板の着脱で割れやすいので、しっかり取り付けるようにします。隙間が残っているときれいに仕上がらないので、隙間のないように流しておきます。この後ヤスリ仕上げを行います。

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 取りあえずここまで出来た状態です。大きめの部品が多く、どんどん形になっていく工程ですが、車両の基本的な造形を構成する部分ということで、手を抜くと悲惨な姿になりますから気を抜けません。

 KSのキットは、国鉄新性能電車をいろいろ出していますし、品質も良く安価なので、お持ちの方も多いと思いますが、組立手順の説明が皆無で別途購入の部品が多いのが難点ですね。しばらくの間、この下り方クハ111を材料にKS電車キットの作り方、という形で進めようと思います。記事中に出て来るパーツなどでご希望のものがありましたらメールでお知らせください。

メール⇒ sagami@amy.hi-ho.ne.jp

 

 

 

 

 

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2020年11月18日 (水)

最後のクハ111スタート

 床下機器がなくて、見つけた時に完成させておいてということになっていたKSモデルの113系1000代、東海道線の付属4両編成ということで、最後の熱海方クハ111に取り掛かります。CPが付いた1300代の番号のものです。

 車体の組立手順を考えて、最初に前面の手すり穴あけから始めます。

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 KSの近郊型、前面の手すりの穴は全く開けられていません。前面強化されていないものなので、ストレートに穴を開ければ良いのですが、結構な数があります。こういった部分が省略されているからこそ、KSのキットは値段が安いのでしょう。

 続いて車体本体にドアをハンダ付けします。

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 近郊型の車体はこのように裾がすぼまっているので、ドアと車体をなじませるように気を付けます。

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 いい加減にやるとすぼまり部分に変な隙間が出来て、塗装した時に思い切り目立ってしまいます。

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 取りあえず6か所のドアを取り付けたところです。このクハ車、ドアパーツが袋ごと紛失していたので、新たに調達しましたが、最近のものはHゴム回りなどがエッチング表現に変わって、以前のオールプレスのものより実感的になっています。裾部分のRはプレス加工されていますが、車体との合いは特に問題ありません。

 

 

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2020年11月16日 (月)

取りあえずレタリング類の修復完了

 なかなか本題のエンドウの新アオガエルに進めないのですが、取りあえず旧版の剥がれてしまっていたレタリングの修正が出来ました。

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 旧版ではインレタだったエンド標記や社名銘板がエッチングパーツになって、編成全体で見てもずいぶん落ち着いた感じになりました。レタリングや銘板類は軽く見られがちですが、全体の印象に大きく影響するものです。インレタのナンバーを入れるだけで俄然実感的になるので、完成品を買った場合もぜひ入れていただきたいところです。

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 新版で追加された細かい標記類も分けていただいたので追加してあります。新版ではディテールの追加や一部車体構造の変更がありますが、全体の基本的な造形はあまり変わっていませんから、レタリング関係についておよそ新版の完成イメージとして見て構わないかと思います。四半世紀前のものですが、造形が非常に良く、且つ戦後の高性能車黎明期の電車が持つアナログな雰囲気が良く出ています。新版では、割合最近出た他社品に刺激されたのか、ディテールがかなり追加されていますが、旧版と並べても違和感はなさそうです。

 たまたまですが横にいるEF13、そうアオガエルの時代の東横線渋谷駅はもちろん地上で、すぐ横は「山手貨物線」でしたね。「湘南新宿ライン」ではありませんし、まさか相鉄線がそこを走るとは想像さえつかなかった時代です。ここは東京都内にあって旧型ELの宝庫でした。あの時代はわざわざ遠くへ行かなくても、国鉄も私鉄も個性的で面白いものがいろいろ走っていました。

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2020年11月15日 (日)

エンドウ初版アオガエル サハ5350の修繕

 モハ112が大体形になったので、今日は東日本大震災で被災していたエンドウの初版アオガエル、サハ5350の修繕を行いました。

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 棚から転落した時にドアステップがなくなっていました。ドアステップで着地したようで、車体には目立った凹みなどはありませんでした。すっかり忘れられていたのですが、今回レタリング類の修繕や追加を行っている時に気が付きました。ちょうど新版のアオガエルも来ていて図面があるので測ってみると、うまい具合にエッチングパーツが付いていた洋白製の枠にぴったりの幅のものがあったので、これを使用してみました。取りあえずバレないかなという感じになりました。

 分解したついでなので、室内灯の交換を行います。

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 これまで取り付けてあったのは、カツミのFLパネルライトです。

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 中央部に大きめの白色LEDが2つあって、パネル全体に光を飛ばす方式です。この方式だと、車内の明るさにムラが出ますし、古い製品なので光の色も不満です。もちろん、走行すればチラツキも出ます。これも、先日のモハ112と同様、モデルシーダーの大容量蓄電式蛍光灯色に取り換えました。

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 点灯させるとこんな感じです。車内を実車に沿ってグレーに塗ってあったのですが、光の色が実感的になったこともあってかなり効果的です。東横線バージョンの初版アオガエルでは初めてですが、なかなか良いので残りの5両も順次取り換えることにします。

 

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